赤ちゃんから高齢者まで必要な成分DHAとは

DHAという成分名、誰もが一度は耳にしたことはあると思います。今回は、そのようなDHAの効果について詳しくご紹介したいと思います。

DHAとは

DHAはドコサヘキサエン酸(Docosahexaenoic acid)の略称で、不飽和脂肪酸のことを言います。不飽和脂肪酸とは炭素に二重結合を含む脂肪酸のことで、魚やオリーブオイルなどに多く含まれている健康な油というイメージです。

悪玉コレステロールの抑制や過酸化脂質と言われる脂質の酸化を予防する効果があり、ヒトの体内ではEPAと呼ばれるエイコサペンタエン酸(eicosapentaenoic acid)から作られる成分です。
DHAの必要性

DHAの効果

DHAには様々な効果があります。

①血流の改善

DHAを多く含む魚は水温が低い海でも生きることができます。その秘密はDHAの細胞膜を柔らかくする働きです。その働きはヒトが摂取した場合、血管壁の細胞膜を柔らかくする働きがあります。

血管壁の細胞膜が柔らかくなることで血流を改善でき、高血圧や動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞、高脂血症などの生活習慣病を予防できるとされています。

更に、血流が改善され勢いよく血液が流れても血圧が高くなるのを防いでくれる上に、赤血球の細胞膜までも柔らかくなることにより、血液がサラサラの状態になります。

DHAは、他にも中性脂肪を減らし善玉コレステロールを増やす働きもあることから、血管を多く含む脳や心臓の疾患を様々な面で予防することができるのです。

②記憶力や判断力の向上

DHAはヒトの脳を構成している約140億個とも言われている脳細胞の膜に存在しています。脳内の中でも特に記憶などの学習に関わる「海馬」と呼ばれるところに多く集まっています。

つまり、DHAを摂取することで海馬のDHA量が増え記憶力などの学習能力向上に関わるということです。

更に、脳には有害な物質が入らないようにする血液脳関門と呼ばれているフィルターのようなものがあります。

DHAは血液脳関門を通過することができる成分で、神経伝達物質の量を増やし、情報伝達の能力を向上させる働きがある意味でも学習能力を向上させる力があると言えます。

③視力回復

DHAを摂取し脳を活性化させることは、視力の回復にまで影響すると言われています。DHAを含んだパンを小学生に食べさせた実験では、視力が改善されたという結果が出ています。

また、未熟児の赤ちゃんにDHAを摂取させる実験では、未熟児網膜症のリスクを低減できることが明らかになりました。

④アレルギー予防

DHAには、シクロオキシゲナーゼというアレルギーを促進する酵素を退治する働きがあります。そのため、アレルギー疾患である、アトピー性皮膚炎や花粉症、喘息などを予防する働きもあります。

⑤認知症の予防

アルツハイマー型の認知症は脳の神経細胞が死んで萎縮してしまうことで発症する病気です。しかし、DHAを摂取することで神経細胞を修復し、残った神経細胞の働きをサポートしてくれることが分かっています。

実際に認知症と診断された患者に約6ヶ月DHAを摂取させる実験を行ったところ、判断力や計算力や向上した結果が報告されています。

このように、赤ちゃんから高齢者まで必要な成分であるDHAですが、主にいわしやさば、あじ、さんまなどの青魚に含まれています。

栄養素は継続して摂取することが重要なのですが、毎日青魚の摂取は少し難しい点もあると思います。魚の臭いが苦手な方も多いですし、お肉も食べられると思います。

そのような方にお勧めなのがサプリメントでのDHAの摂取です。継続して手軽の摂取できる上、臭いや味も気にならないので一度検討してみてはいかがでしょうか。